フェードカットを徹底解説!種類やセット、アレンジ方法も
このページで解決できるお悩み
✔︎ フェードカットってなに?
✔︎ 種類がありすぎて違いがわからない
✔︎ 自分に合うフェードがわからない
✔︎ セットの仕方がイマイチわからない
✔︎ フェードは好きだけど飽きてきた
フェードの基礎からアレンジ方法まで、ビギナーの方でもわかりやすく紹介していきます。
barbershop RAIzEについて
✔︎ 千葉県でbarber shopを2店舗運営
✔︎ 10〜30代の若者層のお客様が中心
✔︎ 毎月1,000人以上のお客様が来店
✔︎ 現役理容師も同じZ世代が中心
✔︎ 自社でポマードなどを企画開発
成田市で40年以上愛された床屋を承継し、伝統と新たなカルチャーを組み合わせたBarber shopです。
日々お客様と接する中で見聞きしたバーバースタイルのリアルな悩みについて、解決できるよう役立つ情報を発信できればと思っています。
それでは、フェードカットを徹底解説していきます!
INDEX
“フェード”とは?
“フェード“や”フェードカット“”フェードスタイル“と呼ばれ、髪の長さを徐々に短くグラデーションさせながら刈り上げていくスタイルのことです。
「fade(=徐々に消える)」という意味のとおり、髪が肌に溶け込むようなグラデーションが魅力
下から上に向かって段階的に長くなっていくのが特徴で、地肌が見えるほど短く刈り上げることもあります。
特徴や魅力
✔︎ 首元・耳周りがスッキリし爽やかな印象
✔︎ 顔の形を引き締めてシャープに見せる
✔︎ 欧米スタイルに通じるモダンでスタイリッシュなスタイル
フェードの種類と特徴
一口に”フェードカット”と言っても色々な種類のフェードスタイルがあります。
主に、以下の2点で分類することができます。
①どこからフェードが始まるか
②どのくらい短いか
代表的なフェードの種類とそれぞれの特徴をご紹介します。
フェード(ロー、ミドル、ハイ)
“フェードカット”をする際に、どの位置からフェードを始めるかで呼び名や印象が変わります。
「ハイ(high)」
「ミドル(middle)」
「ロー(low)」
の3種類が存在し、それぞれに特徴があります。
ハイ・フェード:
高い位置からフェード開始。インパクト大
ミドル・フェード:
中間あたりからの自然なグラデーション
ロー・フェード:
耳周り・うなじだけ地肌を出す控えめなスタイル
フェード開始位置が高いほど、グラデーションの大きさが目立ち、より個性的かつ印象的なものになります。
スキンフェード
「skin = 肌」の意味から地肌が完全に見える0mmからスタートし、上にいくほど徐々に長くするフェードスタイルです。
特徴や魅力
✔︎ よりシャープで硬派な印象
✔︎ ディテールへのこだわりを表現
✔︎ インパクトを出せる
フェードの開始位置「ロー・ミドル・ハイ」とも組み合わせることができ、スキンフェードの中でも印象を変えることができます。
ハイ・スキンフェード
高い位置からフェードを開始し、かつ地肌まで短くしていくため、最もグラデーションのインパクトが出るフェードスタイルとなります。
ボウズ(坊主)/ バズフェード
「Buzz = ブーン」というバリカンの音を表し、そこからバリカンを使用した「ボウズ(坊主)」カットを指すようになりました。
“ボウズフェード“は、「ボウズカット」と「フェード」を組み合わせたスタイルで、全体はバリカンで短めに刈った「ボウズカット」をベースに、下部をフェードにするスタイルです。
特徴や魅力
✔︎ セット無しでもキマる
✔︎ 全体が短いので手入れが簡単
✔︎ 部活やスポーツにも最適
✔︎ 夏の暑い時期にも◎
テーパーフェード
「taper = 徐々に細くなる」という意味から、えり足やもみあげ付近にだけフェードを入れるスタイルです。
特徴や魅力
✔︎ 自然な刈り上げスタイル
✔︎ 全体の形は残しつつ清潔感をUP
✔︎ 規則の厳しい学校や職場でも◎
✔︎ ビギナーでも挑戦しやすい
✔︎ 刈り上げ位置でアレンジも可能
フェードの開始位置によってアレンジが可能なのも魅力的なテーパーフェード。
ロー・テーパー(フェード):
ごく自然に髪の裾(すそ)部分のみに軽くフェードを入れるスタイル
ハイ・テーパー(フェード):
自然な刈り上げに仕上げつつ、もみあげやえり足をしっかり目立たせるスタイル
組み合わせやアレンジ
ここでは、フェードスタイルと組み合わせたバーバースタイルをご紹介します。
クロップスタイル
バーバースタイルの中でも高い人気を誇る「クロップスタイル」
バーバーカルチャーの中でも元々人気の高かった「クロップスタイル」ですが、2020年に配信された韓国ドラマ「梨泰院クラス」で人気が爆発し、一時期社会現象ともなった髪型です。
クロップスタイルには、大きく分けて3つのパートで特徴があります。
①トップ
②前髪
③サイドとバック
①トップ
トップは長めに残し、丸みのあるシルエットを作りながら、前方向に流していく。
②前髪
クロップスタイルの象徴的なポイント。水平ラインで短く揃えたり、ややギザギザのテクスチャーを入れることが多い。
③サイドとバック
サイドとバックを刈り上げるフェードとの組み合わせがマスト。ローフェードからハイフェードまで幅広くアレンジも可能。
特徴や魅力
✔︎ モダンでありながらクラシックな雰囲気
✔︎ 短い前髪と直線的なシルエットのモード感
✔︎ おでこの広さ、頭の形、顔の輪郭の補正効果
✔︎ トレンド感のある万人受けスタイル
サイドパート
その名の通り「横分け(分け目)」を作るバーバースタイルです。
✔︎ はっきりと分け目(パートライン)を作る
✔︎ トップは長め〜ミドル(5cm〜10cm前後)
✔︎ サイドとバックはフェードやグラデーションカット
✔︎ グリース・ポマードなどでツヤ感のある仕上げが定番
バーバースタイルの中でも最もクラシックでありつつ、現代的アレンジもしやすい王道ヘアスタイルとして知られています。
特徴や魅力
✔︎ 王道の清潔感・クラシカルで上品な印象
✔︎ ビジネスでもカジュアルでも通用する万能感
✔︎ 男らしさと知的なスマートさの両立
✔︎ セットの再現性が高く、毎日のセットも安定
濡れパン
「濡れパン」とは、【濡れたような質感に仕上げるパンチパーマ】の略称です。
伝統的なパンチパーマに現代のバーバーアレンジを加えた令和風パンチパーマとも言われます。
✔︎ トップは短め〜ミディアム程度にパンチパーマ
✔︎ サイド・バックはフェードを組み合わせる
✔︎ ジェルやポマードで濡れ感のある仕上げに
従来のロッドで巻くカールの強いパンチパーマではなく、アイロンで巻く自然なカールの仕上がりになります。
アイロンの太さによって巻く強さや雰囲気も変えることができます。
特徴や魅力
✔︎ 圧倒的な濡れ感の色気
✔︎ 日本人の髪質に合うスタイル
✔︎ ワイルドさと清潔感、色気のバランスが◎
■フェード初心者にありがちな失敗と対策
フェードの開始位置
フェードを入れる高さ(開始位置)がよくわからずにオーダーしてしまい、想像以上にインパクトが出過ぎてしまうケースも多いです。
対策
事前にフェード開始位置の「ハイ」「ミドル」「ロー」の違いを理解して、自分の骨格や職業に合う高さを理容師と相談して決めましょう。
トップとフェードの繋がり
トップの長さとフェードのグラデーションを別々に考えてしまい、トップとフェード開始を繋ぐ部分が不自然になってしまうケースもあります。
対策
トップの長さを決める時に「どれくらいのグラデーション感にしたいか」を理容師に伝え、フェード部分との自然な繋がりをお願いするのが大切です。敢えて不自然にするスタイルもあるため、好みの写真を見せるとミスマッチも防げます。
メンテナンスの頻度
フェードスタイルは「キレイなグラデーションが命」なので、一般的な短髪よりも早めのメンテナンスが理想です。メンテナンス頻度を知らずに、伸びて崩れてしまっている人も多いので、事前にチェックしましょう。
対策
理想的なメンテナンスの目安は2週間に1回となります。フェードの開始位置が高く、長さが短いスタイルほどメンテナンスが必要となります。
ハイ・スキンフェードは最もメンテナンス周期が短くなり、1〜2週間でのメンテナンスが適切となります。
髪質や骨格を無視
より自分にマッチしたフェードスタイルにするためには自分の髪質や骨格を理解し、理容師と相談してカットするのが大切です。
✔︎ 髪質:クセや浮グセ
✔︎ 骨格:頭部のでっ張りやヘコミ
対策
自分の髪質を把握して、浮きやすい部分(後頭部・側頭部)はあらかじめ理容師に相談し、骨格・クセに合わせたフェードラインを調整してもらいましょう。
自分でセットが決まらない
フェードスタイルは全般的にセットのしやすさが魅力でもあります。
それでもプロの理容師にセットしてもらった時と自分でセットした時には少し違いを感じることもあるかと思います。
対策
フェードはサイドが短いので、トップの立ち上がりが重要。ポマードでツヤ感を出して、ナチュラル〜ビシッとした好みのスタイルにセットしましょう。硬すぎるポマードはビギナーには扱いにくいので注意!
RAIzE では、ビギナーの方でも扱いやすい硬さと様々なバーバースタイルにも応用の効くポマードを企画開発しています。付けた後に3段階で変わる香りも好評です。
フェード初心者向け「失敗しないオーダーのコツ」
失敗しないオーダーのコツ5選
① フェードの「開始位置(高さ)」を決めよう
②トップ(上の長さ)をどうするか決めよう
③ 参考画像を用意しよう
④ 仕事・職場NGラインも先に伝えよう
⑤ スタイリング剤も聞いておこう
①まずはフェードの「開始位置(高さ)」を決めよう
フェードの開始位置には「ハイ・ミドル・ロー」があり、「ハイ」が見た目のインパクトが1番大きいです。
初心者なら「ローフェード〜ミドルフェード」が自然な仕上がりでおすすめ!いきなりハイフェードは「攻めすぎた…」となりがち。
②トップ(上の長さ)をどうするか決めよう
トップは長め(5〜10cm程度)を残す方がアレンジしやすいです。
あまり短くしすぎると「坊主感」が強くなるため、立たせたいなら「長めの短髪」、流したいなら「ミディアム寄り」が安心です。
セットに自信がないなら「少し長めで様子を見る」が安全策の1つ
③ 参考画像を用意しよう
フェードには多くの種類があり、言葉だけだと伝わりにくいことも多いです。
理想の髪型画像(2〜3枚)をスマホに保存して見せるのが一番確実!
もし画像がない場合は「ローフェード・トップ長め・ナチュラル仕上げでお願いします」等とオーダーするとよりイメージが伝わる
④ 仕事・職場NGラインも先に伝える
「あまり攻めすぎず清潔感重視で」
「営業職なので奇抜すぎない範囲で」
などのワードを添えると調整してくれます
⑤ スタイリング剤も聞いておこう
仕上げ後に「家でも同じ感じにしたいので、今日使ったスタイリング剤って何ですか?」と聞く
そのまま購入できる場合も多い
特にフェードはトップの質感が仕上がりを左右するので、同じ剤を使うのがコツ
今後もフェードに関する情報を随時まとめています。お楽しみに!
coming soonコンテンツ
・髪質や骨格別おすすめフェードスタイル
・プロ顔負け!フェードのセット方法
・フェードスタイルの事例集

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